【基本情報】あり得ない! こんなに非常識なサンリオのイスラエル出店

血まみれの出店経緯

イスラエル軍パレスチナ占領地で大虐殺を繰り広げていた2001年、現地企業とフランチャイズ契約を結び、テルアビブに出店しました(数年後、運営方針をめぐりサンリオ本社と衝突し、撤退)。

イスラエル軍ガザ地区およびレバノンで大虐殺を繰り広げていた2006年頃、イスラエルのLDI社とライセンス契約しました。

2011年5月から6月にかけて、シリア領ゴラン高原で帰還を求めるパレスチナ難民の非暴力デモに対するイスラエル軍の2度の攻撃で約50名が虐殺されている最中、テルアビブ近郊の町ギヴアタイムへの出店計画を着々と進め、7月3日に公式オープンしました。

アパルトヘイトを象徴するサンリオ・ショップ1号店

「サンリオ・ショップ」1号店は、ギヴアタイムのショッピング・モールの中に7月3日に開店。現地企業担当者によれば、2011年中に8〜10店舗、「近い将来」に18店舗を開店する計画とのことです。

ギヴアタイムは、イスラエルのなかでも特に富裕層が多く暮らしている高級住宅地です。ユダヤ人入植地として始まった地域であるため、イスラエル土地法によってパレスチナ系住民による土地購入は原則として禁じられていると思われます。しかし、町の10キロ東方には、アパルトヘイト・ウォールで四方を取り囲まれたパレスチナ人の町カルキリアがあり、60キロ南方には、イスラエルの封鎖によって失業率45%を超すガザ地区があります。もちろん、これらの地域に住むパレスチナ人が「サンリオ・ショップ」に行くことは許されません。

パートナー企業は戦争犯罪企業エル・アル航空と同系列

今回の出店とは別に、すでにライセンス契約を交わしているLDI社の親会社 Mapal Communications は、エル・アル航空と同系列資本(Knafaim)の会社で、経営トップの二人はエル・アル航空の幹部です。

エル・アル航空は、イスラエルの武器の輸出入を担うなど、イスラエル軍と密接な関係をもっています。現CEOは、元イスラエル空軍司令官のエリエゼル・シュケディで、第二次レバノン侵略戦争の際の住民虐殺に責任を負う戦争犯罪人です。
http://wanted.org.il/eliezer_shkedy_en.htm

サンリオの連絡先

株式会社サンリオ 広報・IR室 広報課
TEL: 03-3779-8110
FAX: 03-3779-8426

Email: web-info@sanrio.de
イスラエル出店の業務を直接担っているヨーロッパ・オフィスのメール・アドレスです。日本語でも読んでもらえるとのことです)

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関連資料

・『イェディオット・アハロノット』記事(2011年2月18日、英語)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4020548,00.html
・『イェディオット・アハロノット』記事(2011年6月2日、ヘブライ語
http://www.ynet.co.il/articles/0,7340,L-4076457,00.html
・『イェディオット・アハロノット』記事(2011年6月25日、英語)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4083581,00.html
・サンリオ・コンプライアンス宣言
http://www.sanrio.co.jp/corporate/compliance/charter.html
イスラエルBDSの呼びかけ文(パレスチナ情報センター)
http://palestine-heiwa.org/doc/20050709_badil_rc_al-majdal.html